●ハートランドフェリーの新造船「アマポーラ宗谷」進水
稚内と利尻島/礼文島を結ぶ航路を運航するハートランドフェリーの新船アマポーラ宗谷が,去る9月27日,内海造船瀬戸田工場で進水した。4,280総トン,全長96.5メートル,幅15.0メートル,主機ディーゼル2基,2軸,航海速力19.25ノット,船客定員550名,車両搭載数乗用車53台または8トン・トラック21台。球状船首とスプリット型船尾を採用し,推進性能の向上を図ったほか,流氷対策として船首水線部とバルバスバウに,アイスナイフ(ナイフのような薄板状の突起)を装備した。来年1月31日に竣工し,現有のフィルイーズ宗谷(3,551総トン,2001年竣工)に代わって2月上旬から就航の予定。船名は,利尻島固有種の黄色い花「リシリヒナゲシ」が日本に自生する唯一のヒナゲシであることから,ヒナゲシのスペイン語から命名。
(内海造船)