■トンガに国際緊急援助隊を派遣
1月15日,南太平洋の島国トンガで,大規模な海底火山の噴火が発生した。噴火の規模は過去100年間で最大級のものとされ,約8,000キロ離れたわが国でも津波による被害が発生した。
これを受けて20日,岸防衛大臣から自衛隊にトンガ王国における国際緊急援助活動の実施が命じられ,同日,トンガ王国国際緊急援助空輸隊として航空自衛隊のC-130輸送機2機が小牧基地を発し,22,23日にはC-2輸送機各1機が美保基地を出発した。続く24日には,トンガ王国国際緊急援助活動統合任務部隊として,陸上自衛隊のCH-47輸送ヘリコプター2機を搭載した輸送艦“おおすみ”が呉を出港した。“おおすみ”は2月8日にトンガ沖に到着している。
3月2日現在,任務を終えた“おおすみ”は帰国の途上にある。