■北朝鮮が極超音速ミサイルの発射に成功か
1月5日午前8時10分頃,北朝鮮の内陸部から日本海に向けて弾道ミサイルと見られる飛翔体1発が発射され,わが国EEZの外側に落下した。これについて北朝鮮メディアである朝鮮中央通信は,同国が極超音速ミサイルの発射実験を行ない,滑空弾頭部が700キロ先の標的に命中したと報じた。
この北朝鮮の報道内容については懐疑的な見方もあるが,同国が極超音速ミサイルの開発に国力を注いでいることは明らかであり,日米両政府は7日,オンラインで開催された外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)で,中国や北朝鮮の極超音速兵器への対処について,今後日米で共同研究を進める方針を明らかにした。
また,1月11日午前7時頃,防衛省は北朝鮮が弾道ミサイルと見られる飛翔体を発射したことを公表した。