■汎用DD用多機能レーダー搭載の技術調査を公募
3月15日,海上自衛隊は,“むらさめ”型および“たかなみ”型汎用護衛艦(DD)に多機能レーダーを搭載するための技術評価を行なう事業者を募集する公告を出した。
海上自衛隊は“むらさめ”型と“たかなみ”型を就役から40年程度運用する構想を持っており,その一環として搭載レーダーの多機能化が検討されているようだ。
両型の計画時はFCS-3多機能レーダーの開発が完了しておらず,また重量的にも多機能レーダーの採用を見送っていた経緯がある。現在,“もがみ”型FFMが搭載するOPY-2多機能レーダーなどは小型化・低コスト化が大きく進んだとされており,今後の動向が注目される。