■12式地対艦誘導弾の射程延伸を閣議決定

 12月18日,政府は上記イージス・システム搭載艦2隻の建造とともに,陸上自衛隊の12式地対艦誘導弾の射程距離を延伸し,島嶼部を含むわが国への侵攻を試みる艦艇等に対して,敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ・ミサイル」として開発する方針について閣議決定した。

 その一方で,相手領域内でわが国を狙うミサイルなどを阻止する敵基地攻撃能力の保有については明記せず,「抑止力の強化について,引き続き政府において検討を行う」とのみ記している。