■ASEVにMT30ガスタービンの採用決定

 5月30日,英ロールス・ロイスは,同社の舶用ガスタービンであるMT30が,海上自衛隊が令和6年度計画で2隻の整備を進めているイージス・システム搭載艦(ASEV)の主機に採用されたと発表した。

 MT30は単機出力40メガワット(53,600馬力)の高性能ガスタービンで,わが国ではすでに“もがみ”型護衛艦で採用されている。ASEVは経済性に優れたハイブリッド(COGLOG)推進を採用することが決定しており,運用状況に応じて,電動機2基(ガスタービン発電機とディーゼル発電機が付属)による電気推進と,MT30ガスタービン2基による機械推進のどちらかを選択して航行することができる。