●「シルバークィーン」ギリシアに売船

 川崎近海汽船は2月9日,シルバークィーンを売却すると発表した。譲渡価格は約8億5,000万円,引渡しは3月の予定。譲渡先の具体名は明らかにしていないが,海外メディアがギリシアのゴールデン・スター・フェリーへの売却を報じている。改造して旅客定員を1,400人にふやし,アンドロス・クイーンAndros Queenと改名して,2023年からギリシア国内航路に就航予定という。シルバークィーンは7,005総トン,船客定員600人,乗用車20台・トラック69台積載,三菱重工下関造船所で建造され1998年に竣工した。2018年から新設の宮古~八戸~室蘭航路に投入されたが,厳しい収支状況から2月1日に航路休止となり係船された。

                           (川崎近海汽船)