●「スピリット・オブ・タスマニアⅣ」試運転開始

 豪タスマニアのTTライン・カンパニーの新造カーフェリー,スピリット・オブ・タスマニアⅣ Spirit of Tasmania IVが,6月24日まで5日間に及ぶ最初の海上試運転を行ない,速力や操船性などの性能試験を成功裏に終えた。フィンランドのラウマ・マリン・コンストラクション(RMC)で建造が進められており,8月竣工の予定。海上試運転は引渡しまでに2回目も実施される。約48,000総トン,全長212メートル,速力26ノット,船客1,800人,車両レーン長3,700メートルで,厳しい海況で知られるバス海峡を横断して豪本土とタスマニア島を結ぶ航路に就航する。同型2番船スピリット・オブ・タスマニアⅤ Spirit of Tasmania Vの建造も進められており,2024年末引渡しの予定。

                          (TT-LINE)