●「タイタニックⅡ」計画が再始動
オーストラリアの資産家クライブ・パーマー氏が,英ホワイト・スター・ラインのタイタニックTitanicの復元船建造を再始動する。3月13日にシドニーで会見を開き,「タイタニックⅡの建造は夢であり,造船所を確保して2025年初めにも建造を開始する計画」と述べた。フィンランドのデルタマリン(設計),Vシップス・レジャー(船舶管理)などと提携しているとされ,基本的に1912年のタイタニックを忠実に再現するが,航海機器や機関,安全性などは現在に準じて装備,建造する。建造費は5〜10億ドルを見込み,以前より多くの資金を確保しているので計画には現実味があると語ったと報じられている。復元計画を巡っては,2012年に初めて計画を発表し,2013年に運航船社ブルー・スター・ラインを設立したものの2015年に中止。2018年に再挑戦を発表したが頓挫していた。資金難や新型コロナウイルスのパンデミックが原因とされている。
(BLUE STAR LINE)