●「ヴァイキング・エデン」の日本クルーズ追加

 来たる11月からヴァイキング・エデンViking Eden(47,842総トン,船客930人,2017年竣工。招商伊敦のセールス名)による日本発着クルーズ(4月号本欄既報)を実施するヴァイキング・オーシャン・クルーズは4月23日,東京に寄港したヴァイキング・オリオンViking Orion船上で,来年1月からの追加日本クルーズの実施を発表した。1月19日発から5月22日発までの14本で,コースは東京1月19日発「アジアグランド」(31泊32日)をはじめ東京発着「ウインター・エスケープ」(11泊12日),神戸発着「島巡り」(7泊8日),横浜発着「ゴールデンウイーク」(8泊9日),横浜発着「世界遺産紀行」(8泊9日)など。「アジアグランド」ではタイ,ベトナムなど8カ国を巡り,「ウインター・エスケープ」はグアム,サイパンへ足を伸ばす。

 ヴァイキングは48,000総トン級の同タイプを伊フィンカンティエーリ造船所で連続建造し,2015年以降昨年までに10隻がデビューしている。2024年12月竣工予定のヴァイキング・ヴェラViking Vela(54,300総トン,船客998人)以降は若干大型化されて16番船まで確定しているが,当初2026,27年に1隻ずつ,28年に2隻の予定だった竣工スケジュールは,このほど2026年に2隻,27,28年に1隻ずつに前倒しされ,29,30年予定の各2隻のオプションも発表された。トータルで2030年までに20隻の船隊(探検船2隻を含めると約20,000床)となり,ラグジュアリー・クルーズ・マーケットで約35パーセントの確固たる地位を確立することになる。5月1日には親会社のヴァイキング・ホールディングスがニューヨーク証券取引所に上場した。

                        (招商維京游輪)