●「MSCベリッシマ」初来日 日本発着クルーズの通年実施を発表

 スイスに本拠を置くMSCクルーズのMSCベリッシマMSC Bellissimaが,4月26日,わが国を初めて訪れ,4月29日から日本発着クルーズを実施している。本船は2019年の就航直後に2020年の極東配船が発表されたもののコロナ禍で頓挫,3年越しの来日となった。到着翌日の4月27日には,船内で横浜初寄港セレモニーと,MSCクルーズジャパン設立15周年記念セレモニーを実施し,併せてメディアおよび旅行関係者に船内を公開した。

 そのMSCクルーズジャパン設立15周年セレモニーでは,本船が2024年1月から那覇発着クルーズを新たに実施することが発表され,2023~24年シーズンはMSCクルーズとして初めて通年で日本発着を実施することとなった。2023年にチャーターを含めて20本以上の横浜発着を実施した後,翌年1月から那覇発着を12本予定。那覇~石垣島~基隆~那覇の4泊を1月13日発,2月6日発,10日発,14日発,18日発,22日発で,宮古島にも寄港する5泊を1月17日発,22日発,27日発,2月1日発,26日発,3月2日発で組んだ。

 本船はメラビリア・クラスの2番船で171,598総トン,全長315.83メートル,幅43.0メートル,主機ディーゼル・エレクトリック(ポッド推進器2基),総出力79,944馬力,航海速力21.8ノット,船客定員4,418名(最大5,655名,キャビン数2,217室)。17万トンを超える本船は,2019年のスペクトラム・オブ・ザ・シーズSpectrum of the Seas(169,379総トン)を抜いて,日本に寄港した最大のクルーズ船になった。

                        (MSC CRUISES)