中国CSSCカーニバル・クルーズ（カーニバル・コーポレーションとCSSCの合弁）の新ブランド，アドーラ・クルーズは５月19日，同社初の新造船名をアドーラ・マジック・シティAdora Magic City（愛達・魔都号）に決定したと発表した。カーニバル・クルーズ・ラインのヴィスタVista級をベースに，伊フィンカンティエーリの技術指導を受けてCSSC傘下の上海外高橋造船が建造している中国初の大型クルーズ船。６月６日には出渠式を行なって建造ドックから引き出され，７，８月の試験航海，パブリップ・エリア内装工事などを経て今年末に引き渡される予定。すでに2021年12月17日にドックで進水しており，ブランド名と船名の決定を受けて船体に装飾と船名を描きこんだ。135,500総トン，全長323.6メートル，船客定員5,246人で，上海を母港に国際クルーズに就き，日本へも寄港する。

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