●ウラジオストクから旅客船来航
ロシア旅客船プレイオナPleiona(944総トン,1999年竣工)が10月24日石川県七尾港に入港した。同船は2018年まで運用された元神奈川県立海洋科学高校の漁業実習船湘南丸で,売船されて色丹島の旅行社ボストークツアーがウラジオストクとの定期航路運航を企図した。片道約48時間,料金は食事付き約11万円とのこと。七尾では2人が下船,夕方6人が乗船し出港した。ロシア客船の寄港はウクライナ侵攻後初めて。現地では急な来航に戸惑いや不安が広がり,同社は運航に否定的な報道が広がり問題も生じたとして次便を運休。その後寄港先を小樽に変更し11月13日に入港,3人下船したという。定期航路として継続運航を考えているとされる。
(VESSELFINDER)