●オリエンタルランドがクルーズ船建造へ

 東京ディズニーリゾートを運営する千葉県浦安市のオリエンタルランドは7月9日,米ディズニー社と日本拠点のディズニー・クルーズを展開するためのライセンス契約を締結したと発表した。事業概要によると1隻を所有,経営,運営し,首都圏発着の2〜4泊クルーズを中心に運航する。船客4,000人規模の客船を2025年度から建造開始,2028年度に就航させる計画。同船はディズニー・ウィッシュDisney Wish(144,256総トン,2022年竣工)の同型4番船となり,LNG燃料で航行し,客室は約1,250室,日本船籍の予定。日本人向けに改造し多く人気施設や体験を盛り込むという。同日独マイヤー・ヴェルフトが受注を発表した。総投資額は建造費,開業準備費など約3,300億円を見込む。オリエンタルランドでは,日本のクルーズ市場に成長が見込めることやテーマパーク事業などで培ってきた運営ノウハウなどが活かせることを契約理由として挙げ,テーマパーク事業,ホテル事業に次ぐ第3の柱として取り組む。テーマパークとは異なる非日常体験を創出し,ファミリーエンターテイメント・クルーズというレジャーを実現していく。

                        (DISNEY CRUISE LINE)