●クリスタル・クルーズ復活へ

 イギリスに本拠を置くA&Kトラベル・グループは6月22日,経営破綻したゲンティン香港傘下クリスタル・クルーズのクリスタル・セレニティCrystal Serenity(68,870総トン,船客定員980人,2003年竣工),クリスタル・シンフォニーCrystal Symphony(51,044総トン,船客定員848人,1995年竣工)の2隻の買船を明らかにした。バハマでの競売によるもので,購入額は1億2,800万ドルとされ,クリスタルのブランド使用権や顧客リストなども1,300万ドルで購入したと報じられた。2隻は改装のうえ2023年にクリスタル・クルーズ名で営業航海に就く予定で,船舶管理はモナコのVシップス・レジャーが行なう。A&Kトラベルは富裕層向け旅行やチャーター・クルーズなどを手掛け,シルバーシー・クルーズの元オーナーが大株主で共同経営者でもある。

                      (CRYSTAL CRUISES)