●クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023は「MSCベリッシマ」

 日本外航客船協会(JOPA)は12月8日,「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023」の選考結果を発表した。グランプリ・国土交通大臣賞は「MSCベリッシマ 日本周遊クルーズ」が選ばれ,MSCクルーズジャパン,ジャパネットサービスイノベーション,クルーズプラネットの3社が合同受賞した。選考理由として,MSCクルーズジャパンはMSCベリッシマMSC Bellissimaを約8カ月間日本に配船し10万人以上を集客,若年層への取組みなど新しいマーケットを切り開いた点を評価。ジャパネットサービスイノベーションは同船を13航海全船チャーターして4万人以上を集客,テレビショッピングという新しい販売チャンネルを進化させて潜在需要を掘り起こし,著名人による乗船ガイドの放映でクルーズ未経験層へのインパクトを与えたこと,クルーズプラネットはレゲエをテーマにしたクルーズで新たな客層へのアプローチに成功した点を評価した。そのほか優秀賞に阪急交通社「憧れの豪華客船 飛鳥Ⅱに2泊する船旅と名湯と美食旅」,日立ポートサービス(日立埠頭)「にっぽん丸 大洗発チャータークルーズ」の2社,特別賞にクルーズライター上田寿美子氏,金沢港クルーズターミナル,静岡県交通基盤部港湾局「清水港」,日本国際クルーズ協議会「国際クルーズの再開を目指して」の個人,団体が選ばれた。授賞式は12月22日に都内で行なわれた。

                          (編集部)