●ノルウェー沿岸航路の新船完成
トルコのテルサン造船所は11月16日,ノルウェーのハヴィラ・ヴォヤージュが運航する客船ハヴィラ・カペラHavila Capella(15,471総トン,全長122.7メートル,船客定員640人)の引渡しを発表した。同船はハヴィラが新しくノルウェー沿岸航路に投入する4隻の1番船で,残りも2022年中に竣工を予定している。設計はノルウェーのHAVデザインが手がけ,世界最大とするバッテリーパッケージの搭載,LNG燃料,陸電利用などにより環境負荷を大幅に低減した。ゼロ・エミッションでの4時間の航海も可能としている。クルーズ客船としての設備に加え,生活航路として貨物用スペースも備える。12月1日からベルゲン~キルケネスの北行7日間,キルケネス~ベルゲンの南行6日間を通年運航し,往復12日間の乗船プランも組んでいる。ハヴィラはノルウェー当局と沿岸定期航路枠のうち4隻運航で合意し,従来からのフッティルーテンが7隻を運航する。
(HAVILA VOYAGES)