●バルト海の新LNG燃料フェリー「ヴァイキング・グローリー」進水!
バルト海航路フェリーの老舗ヴァイキング・ラインの新船ヴァイキング・グローリーViking Gloryが,1月26日,建造所の厦門船舶重工で進水した。本船は同社2隻目のLNG燃料フェリーで,温暖化防止に貢献する「気候スマート船」(Climate-smart Vessel)というコピーを冠したグリーン・シップである。先のLNG燃料船ヴァイキング・グレースViking Grace(57,565総トン,2013年竣工)より大型化したにもかかわらず,船型と燃費の最適化により同船比で約10パーセントの燃費削減が期待できるという。63,813総トン,全長222.6メートル,主機二元燃料ディーゼル・エレクトリック,航海速力22.1ノット,船客定員2,800名,貨物車両レーン長1,500メートル。コロナ禍などにより工程が当初より1年遅れ,今年末引渡しの予定で,2021年1月下旬頃から,現有のアモレラAmorera(34,384総トン,1988年竣工)に代わってトゥルク~オーランド~ストックホルム航路に就航する。船名は公募された22,486点の中から選ばれた。
(VIKING LINE)