伊フィンカンティエーリ造船所は11月24日，メキシコのユカタン州経済開発労働省と新しい船舶修繕工場の建設プロジェクトに参画する覚書に署名したと発表した。南北アメリカで最大の石積ドライ・ドック２基（長さ約1,000メートル）を建設，150メートルまでのブロック吊り上げプラットフォームやクレーン，ワークショップなどが設けられ，全長400メートルまでの船舶，特に複雑な工程のクルーズ船や大型のタンカー，ガス・キャリアなどに対応する。建設場所は州都メリダの北方35キロにある同州メインポートのプログレソ港で，同港の近代化拡張計画に含まれている。ユカタン州政府による敷地の造成が2021年前半までに開始され，2027年までに完成させる予定。新造船所はフィンカンティエーリが40年の独占管理権を保有することになっている。

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