プリンセス・クルーズの新船スカイ・プリンセスが，去る10月15日，伊フィンカンティエーリ造船所モンファルコーネ工場（トリエステ）で引き渡され，同20日，アテネ発の地中海クルーズでデビューした。本船はロイアル・クラスの４番船だが，新たにプリンセスで最大のバルコニー（65平方メートル）を持つ「スカイ・スイート」や洋上初のジャズ・シアター「テイク５」，航跡を眺められる「ウェイクビュー・プール」などを新設した進化版。さらに船客に各種サービスを提供するウェアラブル・デバイス「オーシャン・メダリオン」を，新造時から採用した。143,700総トン，全長330.0メートル，幅38.4メートル，吃水8.5メートル，主機ディーゼル・エレクトリック（ディーゼル４基／電動機２基），総出力84,838馬力（62,400キロワット），航海速力22.0ノット，船客定員3,660名（最大4,610名），キャビン数1,830室。地中海クルーズの後，12月からフォート・ ローダーデイル発着のカリブ海クルーズに就く。写真はアテネに向かう最初の航海で10月19日モンテネグロのコトルに寄港した折の船影。なお，続いて５番船エンチャンテッド・プリンセスEnchanted Princessが2020年半ば，６番船ディスカヴァリー・プリンセスDiscovery Princessは2021年11月にそれぞれデビューの予定。

                                                                    （PRINCESS CRUISES）