去る６月14日，米クルーズ大手ロイアル・カリビアン・グループ（RCG）が，東京でメディアや旅行関係者約150人を集め「ジャパン・マーケット・アップデート」を開催した。今年３月から外国クルーズ船の受入れを再開した日本マーケット向けに，グループの中核であるロイアル・カリビアン・インターナショナル（RCI），セレブリティ・クルーズ，シルバーシー・クルーズのアジア地区担当幹部が同時に来日し，グループ所属ブランドの説明，コロナ後のマーケット動向，各社の特徴とアジアおよび日本への配船状況，運航計画などが説明された。RCIは今年はシンガポール発着のみだが，2024年に中国発着を再開し日本寄港が増えること，セレブリティは来年ミレニアムMilleniumを通年アジアに配船し，日本発着を18回実施すること，今年いち早く日本発着を再開したシルバーシーは，サステナブルな新船シルバー・ノヴァSilver Novaが来年来日することなど。セレブリティは新船セレブリティ・エッジCelebrity Edgeの豪州～アラスカ間での日本寄港の可能性も示唆した（現状はハワイに寄港予定）。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（編集部）