●三井E&S造船が常石造船と資本提携へ

 三井E&Sホールディングス(MESHD)と常石造船は7月31日,MESHD傘下の三井E&S造船(MES-S)と常石造船の資本提携について協議を開始する基本合意書を締結したと発表した。今後は3社で具体的な対象事業の内容や範囲などについて検討し,来たる12月末を目途に最終契約書を締結,来年10月の取引完了を目指す。すでにMES-Sと常石造船は,2018年5月7日に商船事業の提携契約を結んでおり,これまで設計開発力やコスト競争力強化,受注拡大などで協力してきた。今回,MES-S株式の一部を常石造船が譲り受けることで両社は提携を深化させ,設計,研究開発はもちろん商品営業力やグローバル生産能力を一層相互活用することで,両社の商船事業の持続的な成長の実現を志向している。なお,MESHDは去る年6月12日,MES-S艦艇事業の譲渡について三菱重工との協議開始を発表しており,今回は艦艇事業を除くMES-Sの株式(商船事業および一部子会社)が対象。

                      (三井E&S造船)