●三井E&S造船が神戸大学の練習船を受注
三井E&S造船は5月22日,神戸大学と新練習船の建造契約を締結したと発表した。現有の深江丸(449総トン,1987年三井造船建造)の代船で,約830総トン,全長59.6メートル,幅11.0メートル,深さ6.7メートル,航海速力約12.0ノット,定員66名,2022年3月の竣工予定。新船は社会状況の変化に伴い,練習船としての機能強化のほかさまざまな教育・研究活動や社会貢献などに対応する「多機能練習船」となる。神戸大学では2019年10月に新研究組織「海共生(うみともいき)研究アライアンス」を設立,2021年4月には海洋政策科学部(仮称)を設立予定で,これらを“海神(かいじん)プロジェクト”と名付け,「海の神戸大学」を目指す全学的な取組みを推進している。新練習探査船の建造もこの一環として行なわれる。