●三井E&S アンモニア燃料で世界初の燃焼試験開始
三井E&Sは2月12日,玉野工場でアンモニア焚き大型低速エンジン7S60ME-C10.5-LGIA-HPSCR(連続最大出力17,430kW)のアンモニア燃料試験運転を同10日に開始したと発表した。昨年からライセンサーのMANエナジー・ソリューション社の試験機で行なわれた単気筒のアンモニア燃料試験の成果を基に,大型低速2サイクル・エンジン商用機として世界初のアンモニア燃料試験運転に着手したもの。今回の試験では同社独自開発のアンモニア燃料供給装置など周辺システムの安全性や性能の実証も併せて行ない,エンジンとともに納入する。周辺機器の開発は,NEDOの「アンモニア燃料船開発と社会実装の一体型プロジェクト」の支援による。
(三井E&S)