ノルウェー，ホーグ・オートライナー社の世界最大9,100CEU型自動車船ホーグ・オーロラHöegh Auroraが，去る８月６日，中国招商局重工（江蘇）造船所で引き渡された。その後常陸那珂，神戸などで車両を積み，喜望峰経由欧州に向かった。本船は12隻建造されるオーロラ・クラスの１番船で，LNG燃料の採用，ソーラー・パネルの設置などにより，従来の6,500CEU型PCTCに比べ，輸送車１台当たりのGHG排出を58パーセント削減。さらにこのシリーズはPCTCでは世界で初めてアンモニアおよびメタノールのマルチ燃料仕様とされ，2027年竣工の最後の４隻は最初からアンモニア燃料で運航し，自動車船初のゼロエミッションを達成する予定。84,074総トン，全長199.9メートル，主機MAN B&W 7S60ME-C10-GI-coEGR型ディーゼル１基，出力15,418馬力，航海速力14.5ノット。

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