ロイアル・カリビアン・インターナショナル（RCI）の新型船アイコン・オブ・ザ・シーズIcon of the Seasが，去る６月19日，試運転を開始した。本船はRCIで最初のLNG燃料船で， 25万総トンを超える大きさは完成すれば236,857総トンのワンダー・オブ・ザ・シーズWonder of the Seasを抜いて，世界最大を更新する。写真は試運転のため建造所のマイヤー・トゥルクを出てバルト海に向かう姿。メイン・エンジン，船首やプロペラ，ライフ・ボート，騒音や振動レベルに至るまで，450人以上の作業員によりチェックされ，４日後の22日，造船所に戻った。今年後半には２回目の試運転を予定している。LNGのほか陸上給電，廃熱再利用，空気潤滑システムなどの環境対策を導入する。デビューは2024年1月27日，マイアミ発着の７日間クルーズである。250,800総トン，全長365メートル，主機二元燃料ディーゼル・エレクトリック，推進出力91,775馬力（67,500kW），航海速力22ノット，船客定員5,610名。

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