世界最大を更新するロイアル・カリビアン・インターナショナル（RCI）の新船アイコン・オブ・ザ・シーズIcon of the Seasが，去る11月27日，建造所のマイヤー・トゥルク造船所で引き渡された。この後スペインのカディスで最終仕上げを行なってマイアミに向かい，2025年１月27日から同地起点のカリブ海クルーズに就航する。本船はRCI初のLNG燃料船で，加えて陸上給電や廃熱再利用，空気潤滑システムなども備え，大幅な環境負荷低減を見込む。248,663総トン，全長364.8メートル，幅48.5メートル，吃水9.3メートル，主機二元燃料ディーゼル・エレクトリック，推進出力91,775馬力（67,500kW），航海速力22ノット，船客定員5,610名。前部上部には特徴ある「アクアドーム」を設け，その直後には２階建てロフトスイート，並列煙突の後部には遊園地のようなウォータースライダー群があり，従来の“８つの街”のうち３つを残して５つを新たに再構築，バリエーションが豊富になった。

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