ロイアル・カリビアン・インターナショナル（RCI）の新船ワンダー・オブ・ザ・シーズWonder of the Seasが，去る８月20日，最初の海上公試に出港した。世界最大の客船シリーズ「オアシス・クラス」の５番船で，仏アトランティーク造船所で建造中だが，2018年竣工の４番船シンフォニー・オブ・ザ・シ－ズSymphony of the Seas（228,081総トン）より約9,000トン増加し，世界最大を更新した。236,857総トン，全長362メートル，最大幅64メートル，主機ディーゼル・エレクトリック，航海速力22ノット，船客定員5,734（最大6,988）名，キャビン数2,867室，乗員2,300名。来年初頭に最終海上公試を実施予定で，引渡しは２月の見込み。３月から上海起点のアジア・クルーズでデビューする。

＊RCIは9月15日、本船の運航エリアを中国からアメリカおよびヨーロッパに変更すると発表した。デビューは3月4日、フォート・ローダーデイル発カリブ海クルーズになり、その後5月から辰のシーズンはバルセロナ、チビタベッキア起点の地中海クルーズを実施する。

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