●中国で建造される世界最大の自動車船のイメージ
自動車船運航大手ノルウェーのホーグ・オートライナーは先頃,中国招商局重工(江蘇)と世界最大の9,100台積み自動車船(PCTC)建造の基本合意書(LOI)を締結した。「オーロラ・クラス」と称する環境に配慮した次世代シリーズで,LNGなど複数の燃料に対応し,アンモニア燃料の導入も見据えた設計となる。2024年後期に2隻引渡し予定とされ,自動車船では最初のアンモニアによるカーボン・ニュートラル船となる見込み。2015~16年に中国厦門船舶重工で6隻建造した「ホライゾン・クラス」(全長199.9メートル,幅36.5メートル)をベースに,長さを30メートル伸ばした拡大型になると見られる。
(HÖEGH AUTLINERS)