●中日国際輪渡の新フェリー「鑒真号」デビュー

 上海~阪神航路を運航する中国の中日国際輪渡(日本代理店・日中国際フェリー)の鑒真号Jian Zhen Haoが,去る5月30日,招商金陵船舶(威海)造船所で引き渡され,6月8日上海を出航,同11日大阪に初入港した。19,948総トン,全長167.2メートル,幅25.0メートル,深さ9.0メートル,主機Wärtsilä 14V31型ディーゼル2基,2軸,出力23,222馬力(8,540kW×2),航海速力21.0ノット,船客定員192名,コンテナ積載数338TEU。従来の新鑑真(14,543総トン,1994年竣工),蘇州號(14,410総トン,1992年竣工)より大型化されて貨物輸送能力を増大,旅客定員は減らして快適性を向上し,ミニシアター,ジムなどクルーズ船並みの設備を備えた。月曜入港,火曜出港のスケジュールで神戸,大阪に交互寄港する。本船の就航により蘇州號は引退し(売船予定),新鑑真(阪神に木曜入港,金曜出港)との週2便体制を維持する。

                         (日中国際フェリー)