●八戸水産高校の漁業実習船「青森丸」進水!
内海造船瀬戸田工場で去る10月25日,八戸水産高校の新しい漁業実習船青森丸の進水式が行なわれた。同名の現有船(660総トン,2003年竣工)の代船で,本船が7代目となる。バルバス・バウやクルーザー・スターンを備え,凌波性,推進性に優れた船型を採用し,低回転大直径ハイスキュー可変ピッチ・プロペラ,フラップ舵などの装備で推進効率や操船性を向上,アンチローリング・タンクにより快適な居住環境も確保した。引渡しは2023年3月の予定で,4月からマグロ延縄漁やイカ一本釣りなど漁業実習,航海・機関・無線通信実習などに従事するほか,海洋調査も実施する。約699総トン,全長65.32メートル,幅10.1メートル,深さ6.4メートル,吃水3.96メートル,主機IHI原動機6M34BFT-4型ディーゼル1基,1軸,連続最大出力2,000馬力(1,471kW),航海速力約12.0ノット,定員83名。
(内海造船)