●商船三井が発注した洋上風車部材輸送用の内航モジュール船
商船三井(MOL)は4月15日,中国の泰州三福重工集団と内航では初となる新造モジュール船の建造契約を締結したと発表した。フラット甲板を有するモジュール船は,モノパイルやタワー,ブレードといった風車部材を船尾や舷側方向から直接積載可能なほか,各種大型重量物の輸送にも対応。バッテリーによる電気推進システムやDPSを装備した最新デザインを採用し,風車建設用のSEP船への部材直渡しについても検討できるとする。13,000重量トン,全長約150メートル,幅約30メートル,計画吃水約5.2メートルで,2026年春に竣工し,MOLグループの商船三井ドライバルクが同日契約したJFEエンジニアリングの洋上風車基礎部材(モノパイル)の輸送に従事する。運航は商船三井内航が担当する予定(管理は商船三井ドライバルク)。
(商船三井)