●商船三井のLNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」進水
商船三井さんふらわあ運航の大洗~苫小牧航路用に2隻発注されているLNG燃料フェリーの1番船が,4月11日,建造所の内海造船因島工場で“さんふらわあ かむい”と命名され進水した。命名は北海道でコンビニチェーンを展開するセコマの丸谷会長,支綱切断は同道子夫人が担った。来たる12月下旬に引き渡され,来年初頭から“さんふらわあ だいせつ”(11,401総トン,2001年竣工)の代船として就航する予定。15,600総トン,全長199.4メートル,幅28.6メートル,主機三井-MAN B&W 12S50ME-C8.5-GI型二元燃料ディーゼル1基,1軸,航海速力約24.0ノット,船客定員157名,車両搭載数13メートル・トラック約155台,乗用車約50台。抵抗低減型船首と大型風防,省エネ装置“STEP”,サイド・スラスター(船首尾),ポンプジェット(船底),バルブ付吊舵の採用により,省エネおよび操船性向上を図った。船名はアイヌ語で「神」や「魂のような大いなる力」を意味する。
(商船三井)