●外航クルーズのCOVID-19予防対策ガイドラインを発表
日本外航客船協会(JOPA)は9月18日,運航再開に向けた「外航クルーズ船事業者の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を公表した。このガイドラインは,国交省のクルーズ船利用者の安全・安心の確保に向けた有識者ワーキンググループで,クルーズ産業や感染症,危機管理などの専門家およびクルーズ業界,港湾関係者など幅広い有識者の意見を踏まえて作成され,同省海事局が監修したもので,外航クルーズ船事業者向けに特化している。同日同省では「クルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間とりまとめ」として,ダイヤモンド・プリンセス事案の検証や,安全・安心確保に向けた具体的措置(その制度化を含む)などについて発表しており,同時に日本港湾協会も「クルーズ船が寄港する旅客ターミナル等における感染拡大予防ガイドライン」を発表した。また23日には,日本海事協会(NK)が,客船向けのCOVID-9感染症対策ガイドライン(指針)「クルーズ船におけるCOVID-19のためのバイオセーフティマネジメントシステムガイドライン」を公表した。企業・船舶での衛生管理システムの確保,実施,継続的改善や,クルーズ船での有症者発生時などの管理措置に関して規定している。