●宮古市の遊覧船「宮古うみねこ丸」デビュー
宮古市の新造観光船宮古うみねこ丸が,7月17日から浄土ヶ浜遊覧航路に就航した。令和3年1月で58年の歴史に幕を下ろした「みやこ浄土ヶ浜遊覧船」を惜しむ声と,遊覧船の必要性を訴える声が多くあり,市が新造船の建造を決定,岩手県山田町のティエフシー山田工場で建造され,このほど就航の運びとなった。19総トン,全長18.8メートル,航海速力12ノットで,定員は80名(乗員3名)。双胴船型の新船は横波に強く,広い展望デッキから雄大な景観を堪能でき,バリアフリーに対応した乗下船装置も備える。市街に近い出崎埠頭と浄土ヶ浜発着所の2カ所から出航し,名勝「浄土ヶ浜」や周辺の三陸ジオサイトを巡る。運航は1日7便(夏期),所要時間は出崎埠頭発着で約1時間(大人1,500円)。
(ツネイシクラフト&ファシリティーズ)