●川崎汽船が石炭船にカイト・システムを搭載へ

 川崎汽船は3月23日,電源開発向けの石炭輸送に従事する専用船コロナ・シトラスCorona Citrus(49,888総トン,88,703重量トン,2019年竣工)に,風力を推進力補助として利用する自動カイト・システム「Seawing」の搭載を決定したと発表した。この装置は航空ノウハウと海事テクノロジーを組み合わせたもので,簡単なスイッチ操作で自動的にカイトの展張と格納が可能。気象データと海洋データを収集,分析することにより,性能の最適化と安全性を確保している。Seawingの搭載は同社のGHG削減の取組みの一環で,その運用により20パーセント以上のCO2削減効果を見込んでいる。

                       (川崎汽船)