●川重など水素燃料エンジンを共同開発へ
川崎重工(川重),ヤンマーパワーテクノロジー(ヤンマー),ジャパンエンジンコーポレーション(ジャパンエンジン)の3社は4月27日,外航・内航大型船向けに舶用水素燃料エンジンを共同開発することに合意したと発表した。基礎燃焼解析や素材,シール技術の開発,船級規則対応などで連携を図りつつ,川重が中速4サイクル,ヤンマーが中高速4サイクル,ジャパンエンジンが低速2サイクル機関の開発に取り組み,舶用主機や補機などに対応可能なラインナップをそろえ,2025年頃の市場投入を目指す。舶用水素燃料貯蔵・供給装置を含む水素燃料推進システムも併せて構築する。世界的に温室効果ガス削減の動きが加速する中,純国産エンジンメーカーとしての技術を結集し,日本造船業における水素燃料船の早期建造に貢献したいとしている。