●広島で自動航行旅客船の試験運航開始
自律運航船開発のスタートアップ企業エイトノットは1月23日,広島県の大崎上島と竹原を結ぶ定期航路で,1月13日より自動航行船を用いた試験運航を開始したと発表した。AIとロボティクス技術を用いた自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を既存の小型船“ゆきひめ”(19総トン)に搭載,自動航行や他船回避を実現し,安全性向上や船員の労務負荷軽減などに寄与する。大崎上島町と提携して「スマート海上バス」として白水,鮴崎(以上大崎上島),福浦(生野島)と竹原を結び,3月31日まで曜日限定で夜間便と早朝便を運航する。乗船料金は一律1,000円。生協との連携による配送サービスも行なう。19トン級の小型定期航路船に自律航行システムを搭載し運航するのは国内初の事例。離島交通インフラの持続可能性と利便性向上に向け新しいモデルケースとなることが期待される。
(エイトノット)