●探検クルーズ船 相次いで命名式
探検クルーズ客船の命名式が極地で行なわれている。米シルバーシー・クルーズはシルバー・エンデヴァーSilver Endeavour(20,449総トン,船客定員200人,2021年竣工,元クリスタル・エンデヴァー)の命名式を11月19日,南極大陸のルメール海峡で行なった。米シーボーンはシーボーン・ヴェンチャーSeaborn Venture(23,615総トン,船客定員264人,2022年竣工)の命名式を南極クルーズ中の11月20日,ウェッデル海の氷上で行なった。7月にデビューした同社初の探検客船で,極圏航行のためポーラー・クラス6を取得,小型潜水艇なども搭載している。一方,ポルトガルのアトラス・オーシャン・ヴォヤージは11月19日にワールド・トラベラーWorld Traveller(約1万総トン,船客200人,2022年竣工),20日にワールド・ナビゲーターWorld Navigator(同,2021年竣工)の命名式を氷河に囲まれたビーグル海峡のフィヨルドで行なった。ナビゲーターは2021年8月に就航したが,新型コロナウイルスの影響で正式な命名式を行なっていなかった。両船はその後,南極やチリ海域のクルーズに就いた。
(SILVERSEA CRUISES)
(SEABOURN CRUISE LINE)
(ATLAS OCEAN VOYAGES)