●新しい瀬戸内観光高速クルーザーを建造へ
高速客船SEA SPICA(シー・スピカ)の建造がまもなく始まる。10月16日にJR西日本などが公表した。発注は広島の瀬戸内島たびコーポレーションと鉄道建設・運輸施設整備支援機構,建造は尾道の瀬戸内クラフトが行なう。同船は2019年5月8日にJR西日本や瀬戸内海汽船グループなどが締結した“せとうちエリアの海事観光の振興に向けた連携協定”に基づいて計画されてきたもので,仕様などが決まったことから建造に着手する。船主の瀬戸内島たびコーポレーションは瀬戸内シーライン(広島)とJR西日本イノベーションズ(大阪)の共同出資会社で,運航は瀬戸内シーラインが行なう。航路名称を“瀬戸内しまたびライン”として,広島宇品港と三原港を結ぶルートに投入する。2020年の東京オリンピック開催時期頃には竣工させたいとしている。建造にあたってはJRTTが2018年度に創設した国内クルーズ船の共有建造制度活用の第1号案件として,去る9月17日に内定を受けた。また,AKB48の姉妹グループで瀬戸内7県を拠点とするSTU48が同船のアンバサダーに就任する。
(JR西日本)