●新捕鯨母船「関鯨丸」命名進水式
去る8月31日,共同船舶が運用する新しい捕鯨母船の命名進水式が下関の旭洋造船で挙行され,関鯨丸(かんげいまる)と命名された。本船は1987年建造の現有捕鯨母船日新丸(8,145総トン,元トロール船筑前丸)の代替で,船価は約70億円。約9,100総トン,全長112.6メートル,幅21メートル,2基2軸の電気推進システムを採用,70トンの揚鯨能力を持ち,航続距離は7,000浬である。GHG削減に向け,将来的にはLNGや水素,アンモニア,合成燃料などへの転換を想定している。日本で捕鯨母船が新造されるのは約70年振りである。
(共同船舶)