●日本の2022年の輸出船契約実績
日本船舶輸出組合の1月19日の発表によれば,2022年の輸出船契約(受注)実績は282隻,1,162万総トンで,コロナ禍の反動で一気に増加した2021年比それぞれ37隻,24パーセントの減少だった。船種別隻数ではバルカーが4隻増の208隻,油送船(VLCCやLPG,ケミカル船など)は22隻減の12隻,貨物船ではコンテナ船が33隻減の28隻,一般貨物船が6隻増の17隻,自動車運搬船が7隻増の14隻などとなっている。全体の73パーセント以上を占めるバルカーでは,鋼材価格高騰により,コスト増加幅の小さいハンディサイズが52隻増の108隻と急増した。新造船竣工量(輸出船通関実績)は35隻減の177隻,834万総トン(16パーセント減)。