●日本財団の「MEGRI 2040」プロジェクト「スマートフェリーの開発」実証実験成功

 猿島航路小型観光船に続いて「MEGRI 2040」プロジェクトの一つ「スマートフェリーの開発」(三菱造船/新日本海フェリー)が,1月17日,新門司~横須賀間の大型フェリー“それいゆ”を使用し,新門司から伊予灘までの約240キロの海域で実施された。およそ7時間の航路を最速26ノットで高速航行,自動操船による無人運航を実証した。赤外線カメラによる物標画像解析システム,自動避航機能を含む自動操船システム「SUPER BRIDGE-X」,回頭や後進を伴う高度な自動離着岸操船システムなどを開発。さらに機関部の監視強化技術や,陸上からの監視および支援用プラットフォームの開発も行なっている。全長222メートルのフェリーによる自動入出港,無人高速運航の実証は世界で初めて。

                          (三菱造船/日本財団)