●日本郵船の撒積船にヴェントフォイル搭載

 日本郵船は7月23日,グループのNYKバルクシップ(Atlantic)社が保有する撒積船NBAマグリットNBA Magritteへ,7月8日に風力推進アシスト装置ヴェントフォイル(VentoFoil)を2基搭載したと発表した。同アシスト装置の搭載は日本郵船グループでは初めてで,GHG削減措置の一環。ヴェントフォイルは全長20フィートのフラットラック・コンテナを土台に,船上に約16メートルの翼を立ち上げるサクション・セイル(吸引帆)の一種。翼の吸込口から風を取り込み,翼両面の気圧差を増幅させて約5倍の推進力を発生させることが可能。ブリッジのタッチパネルで容易に起動・格納でき乗組員負担がない,装置が小型で搭載や移設が容易,約5~6分で折り畳め,畳んだ状態で荷役が可能などの特徴がある。

                          (日本郵船)