●日本郵船 タグボートの遠隔操船に成功

 日本郵船は5月20日,タグボートを使用した遠隔操船実船試験に成功したと発表した。これは日本郵船とグループのMTI(Monohakobi Technology Institute),京浜ドック,日本海洋科学が共同で実施したもので,「有人遠隔操船システム」を搭載した東京湾上のタグボート(グループ会社新日本海洋社の吉野丸)を,約400キロ離れた西宮市の陸上支援センターから操船,東京湾内の横須賀港沖~本牧沖(約12キロ)を航行させ,船陸間の航海計画の共有や通信および制御状況などを確認した。写真はYou Tubeで公開された航行試験中の一齣で,仮設の障害物を遠隔で避航するシーン(https://youtu.be/YGn-2ifrYvY)。
テストは国交省が2025年までの自動運航船の実用化に向け実施している「操船支援機能と遠隔からの操船等を活用した船舶の実証事業」の一環。

                                  (日本郵船)