●日立造船が81年振りに社名変更

 日立造船は9月27日,2024年10月1日付けで社名を変更することを決定したと発表した。新社名は「カナデビア株式会社(Kanadevia Corporation)」で,日本語の“奏でる”とラテン語の“Via”(Way/道・方法の意味)による造語。同社は大阪鐵工所として1881年に創業。造船,鉄構,プラント,産業機械などへ事業を拡大し,1943年に日立造船に改称した。祖業の造船業は2002年に分離(ユニバーサル造船。現JMU),現在は「脱炭素化」「資源循環」分野などで事業展開しており,舶用機器ではSCR装置が著名。長く手掛けた舶用原動機事業は去る4月1日,今治造船と共同設立の日立造船マリンエンジンに分離した。今後は「技術の力で人類と自然の調和に挑む」というコンセプトのもと,オーケストラがハーモニーを「奏でる」ように,人類と自然に調和をもたらす新しい「道」(Via)を切り拓いて行くとした。

                         (日立造船ホームページより)