●日米韓3カ国機関による初の合同捜索救助訓練を実施

 6月6日,丹後半島北方海域において初の日米韓3カ国海上保安機関合同の捜索救助訓練が実施された。

 本訓練の内容は,日本海で船舶同士が衝突し,火災が発生したとの想定のもと,日韓機関間での海難船舶情報共有や,捜索救助計画の合同策定,救命筏および脱出した乗員の捜索救助訓練,火災船消火訓練を行なったもの。

 本訓練には海上保安庁から巡視船“わかさ”,米コースト・ガードからレジェンドLegend級(バーソルフBertholf級)カッター,ヴェシェWaesche WMSL-751が,韓国東海地方海洋警察庁から太平洋Taepyeongyang13型警備艦太平洋16が参加し,米韓の2隻は舞鶴港に寄港した。

 なお,訓練前の3~5日,第8管区海上保安本部長への表敬訪問や巡視船“わかさ”と海上保安学校の見学など,3カ国機関職員間の相互交流活動も実施された。