●日韓豪で液化水素輸送船を開発

 わが国海運大手商船三井(MOL),韓国のHD韓国造船海洋エンジニアリング(HD KSOE)は2月14日,オーストラリアのエネルギー大手ウッドサイド・エナジー,韓国自動車船大手現代グローヴィスと,液化水素(LH2)サプライチェーン構築に向けた共同開発について覚書を締結したと発表した。タンク容量80,000立方メートル型輸送船を念頭に技術や安全性,施工や運用,経済性を検討,水素燃料推進によるCO2排出削減も想定し,2030年までに建造・運航開始を目指す。韓豪3社はすでに2022年以降LH2輸送バリューチェーンの共同開発に着手しており,HD KSOEでは,新たに参画したMOLが持つ液化ガス輸送分野での数十年のノウハウに期待を寄せている。

                          (HD KSOE)