●水産庁の漁業調査船「開洋丸」進水
三菱重工マリタイムシステムズは7月7日,水産庁向け漁業調査船開洋丸の命名・進水式を同社玉野本社工場で行なった。現有の開洋丸(2,942総トン,1991年三井造船建造)の代船で,本船が同名の3代目に当たる。今年度末までに引き渡しの予定。約2,512総トン,全長87.55メートル,幅14.00メートル,深さ6.40メートル,主機ディーゼル(2,207kW)2基,航海速力15ノット以上,最大搭載人員53名。船価は約47億円。国際海域での水産資源調査を目的に,調査能力の維持・強化,長期航海にも適応する居住環境の確保,操船システムの自動化・省力化・高度情報化を図る。三井E&S造船の艦艇・官公庁船事業を承継した三菱重工マリタイムシステムズとして,今回の命名・進水式は昨年10月の神戸大学向け多機能練習船海神丸に次いで2回目であった。
(三菱重工)