●海上保安能力強化に関する関係閣僚会議を開催
12月20日,総理大臣官邸で海上保安能力強化に関する関係閣僚会議が開催された。本閣僚会議は令和4年(2022年)12月に決定された「海上保安能力強化に関する方針」に基づく関係各省庁の取組みについて確認することを目的に行なわれており,閣僚級では総理大臣,内閣官房長官,国土交通大臣,外務大臣,防衛大臣が出席した。
今回は瀬口良夫海上保安庁長官より無操縦者航空機の体制増強および北九州空港への拠点移転,新型の多目的巡視船整備や警察・自衛隊との合同訓練をはじめとする連携強化について報告がなされた。
また,岩屋毅外務大臣からODAや同志国の軍事組織に対するOSA(政府安全保障能力強化支援)の活用,中谷元防衛大臣から統制要領検証のための海上保安庁との共同机上訓練や海自・海保の艦船艇による実動訓練と情報共有要領について発言があった。